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上村光典(在家僧侶名:光徳)さんインタビュー|言魂の力で人を癒し元気にしたい

「自分の好きを仕事に」「ワクワクすることをしよう」そんな言葉が溢れた現代では、その言葉によって人生迷子になっている人も多いのではないでしょうか。

30年間、研修講師としてセミナーを行ってきた上村光典さんはこう言います。

「苦悩のなかにこそ、天命がある。」

人間は賢いがゆえに悩むのかもしれません。たとえば、思い悩み続ける犬や猫を見たことがありませんよね。悩むこと自体に意味があり、価値のあることだと考えると、その意味はまるで変わっていきます。

そんな風に思わせてくれた上村光典さんには、「言魂の力で人を癒し元気にしたい」という願いがあります。

今回は、上村光典さんにお話を伺いました。

自分への誓い。目にするたびに言葉が日々の中で刻みこまれていく

大好きな五劫思惟の阿弥陀仏様と供に。
大好きな五劫思惟の阿弥陀仏様と供に。

あらためまして、今回のインタビューをさせていただく方は、上村光典(在家僧侶名:光徳)さんです。(以下、光徳さんと呼びます。)

光徳さんは、30年もの間、研修講師として従事する「話し手のプロ」です。日本メンタルス教会にて、心理学の講師、心理学カウンセリングの講師を経た後に独立。「人と組織をエンパワーしたい」という想いから、株式会社エンパワーリングを立ち上げ、個人や組織向けに、仕事を通じて『誇り・喜び・やりがい』を感じてもらうためのサポートをしています。また、書道家の「武田双雲先生」を師に持つ書家としての顔、僧侶の顔もあることから、自分のミッションに基づき、精力的に活動しています。

—— FINd YOUr COMPASsを受けてみて、光徳さんにとって’’コンパス’’とはどのようなものですか?

マイコンパスは、僕の中でずっとそばにある存在です。今まで多くのセミナーや研修を受けてきたのですが、その成果物を常に目に入るように、わざわざ置いているものは、このマイコンパスだけなんです。常に存在していることが重要だと思っているんですよ。それだけ自分の中で響いています。


普段、マイコンパスを自分が仕事をする机に置いて、常に視界に入るようにしているという光徳さん。自分のマイコンパスを見るたびに、自分の指針を思い出すことで、その言葉の意味が深まるそうです。

自分への誓いなんです。その言葉を日々の中で刻んでいる感じがしますね。細胞の1つ1つにその感覚が日々刻みこまれていくんです。


マイコンパスができた時、光徳さんは「おお!これだ!」と、とても感動したそうです。以来、読むたびに、「感動が蘇る」とも話してくださいました。

それでは、そんな光徳さんの人生のステートメントを見ていきましょう。

言魂(ことだま)の力で苦悩を光(たから)に変える

書体で書かれた文字が、光徳さんらしいですね。
—— 光徳さんにとって、このステートメントはどんなものですか?

もともと子どもの時から悩みやすい性格でしてね。「悩むの好きやな〜」って言われるくらい、常に苦悩を抱えている人間だったんですよ。でも今は、苦悩を抱えていた意味はこれだったんだって思えますね。今まで苦悩してきたことが、60歳から役に立つフェーズに入ってくるんだなと感じています。


そう語ってくれた光徳さんは、苦悩にこそ天命があると言います。’’ワクワクすることにエネルギーの源泉がある’’という考えに少し疑問を持つ理由には、自分自身がどれだけ勉強しても、どれだけ努力しても、その源泉が見つけられなかった体験があるからだそうです。

ワクワクや夢を軸に生きてる人を否定するつもりはないし、それができるなら素晴らしいと思います。でも、人間ってみんな一通り全ての人がその法則でうまくいくわけじゃない。だから、僕みたいな苦悩を抱えた人の、その苦悩を宝に変えるお手伝いをしていきたいんです。


その人がその人自身の魂の生き方へ向かうお手伝いをするためには、まず自分自身が「魂の生き方をする」。そんな覚悟のようなものが、光徳さんの行動指針に現れているのだと感じます。

1つ目の指針にある「静寂の時を持つ」というのは、心を静寂にしておくこと。思考と感情が動き過ぎていると、魂の生き方ができないということを、光徳さんは自身の体験から感じているそうです。

そしてそれは、2つ目指針でもある「自分のハートに問いかける」ことにも繋がっています。「ハートに問いかけるというのは、頭で考えなさんなということですよ」と光徳さんは笑って答えてくれました。

頭で考えたものは、今まで見聞きしてきた情報や記憶をもとに編集しているだけなんです。そうじゃなく、思考と感情が消えた時に、立ち上がってくる声が真実の声なんです。そういうものが、本当のその人の魂の言葉だと僕は思っているんですね。


そんな光徳さんの想いは、人を見る姿勢にも現れています。3つ目の指針でもある「相手の苦悩を感じとる」には、「思考と感情を超えたところで相手を見る」ことを心がけるという意図があります。

たとえば、表面では、嫌なことをやってきたり言ってきたりする人がいたとして、思考や感情だけで反応していると、ただ「嫌なやつ」「嫌い」となってしまいますよね。ところが、思考と感情を超えたところでその人を見てみると、その人は何かに苦しんでいたり、何かに悲しんでいたり、何かに怒っていたりするということが分かるんです。


「反応しちゃうことも多いんですけどね。笑」そう付け加えた光徳さんは、相手の苦悩まで感じられるように努めようと、この行動指針を自分自身に刻み込んでいるのだそうです。

それでも実際には、自分がしてあげられないことも世の中には沢山ある。だからこそ、何かできる時もできない時も、そこにいる人の幸せを祈ることで、人と関わることを大切にしているのだとか。

電車に乗っていてもお店にいっても、「ここにいるみんなが幸せでありますように」「みんなの心が安らかでありますように」そういった想いで「祈りを捧げる」。これは4つ目の指針でもあります。光徳さんからは、人への温かな愛と眼差しが感じられますね。

そして、最後の行動指針は、「言魂にしてお届けする」というもの。対面でも、間接的にでも、相手にとって必要なことがあれば、それを言葉にして届けているそうです。

言魂の力を通じて見てくださった方からは、「いつも気づきがあります」「癒されます」「元気になります」などの言葉が届いているそうで、これからも人にお届けしていきたいという気持ちが現れています。

ずっと細胞の中に染み渡らせてきたものが、現実化した感覚

Find Your Compassももちろん愛車モンキーくんと供に
Find Your Compassにも、もちろん愛車モンキーくんと供に!

もともと内省が好きで、自分の内から言葉を紡いでいくのは沢山やってきました。そのため、いい意味でプログラム内容に期待してたというよりは、楽しそうっていう気持ちが強かったんですよね。ところが、このFINd YOUr COMPASsに参加してみたら、自分の発した言葉から相手が響いた言葉をフィードバックしてくれることで、自分のポイントってここなんだなって気づけたんですよ。それがすごくよかった。お互いの根っこが響き合うと、自分自身の根っこが大きくなっていく感じもしますね。


「大きな響き合いの場であった。」

自分の行動指針を作る過程を、光徳さんはそう語ります。

そんな、内から立ち現れてきた声を言葉にしたマイコンパスを、日々の中で細胞の中に染み渡らせているという光徳さん。これまでも自分の指針はあったそうですが、より腹落ちする感覚があり、浸透度が深まったことで、ゆるぎがなくなったそうです。

さらには、そのコンパスにピタッとそのまま現実化されたような、仕事に出会ったのだとか。

不思議なもので、自分の指針通りの仕事がやってきたんですよ。言靈鑑定士って言いましてね、言葉だけみると何だか怪しいんですけど、その内容が僕の人生そのものだし、この指針そのものなんです。ずっと細胞の中に染み渡らせてきたものが、現実化した感覚です。


指針通りのぴったりの仕事に出会えたのも、きっと光徳さんが日々の中で、自分の指針を意識していた証拠なのかもしれませんね。

「話す」「書く」を通して人を癒し元気にしたい

大好きな大将のラーメン屋さんの看板も書かせていただきました。
大好きなの大将が営むラーメン屋「飛猿」に、看板を書かかせてもらったんですよ。と光徳さん。

「話す」「書く」を通して人を癒し元気にしたいと思っています。より幅広く、自分の使命を全うしていきます。


これからの夢を聞かれた光徳さんは、そう言います。

講師として「話す」だけでなく、本格的に書家としての活動もしていきたいと話す光徳さんは、「書く言葉で、人を癒したり元気づけていきたい」と力強く教えてくれました。

実際に、光徳さんの今年のテーマは「天命を生きる」としているのだとか。

今年のテーマは「天命を生きる]


今までずっと行ってきた「セミナー」、得意でなくてもやり続けているという「書道」、そして、新たに出会った「言靈鑑定士」。より幅広い活動を通して、自分の使命を全うしようとしている光徳さんは、こう言います。

指針通りの仕事をするという形で、自分が役に立てというのは、とてもワクワクしますね。まるで、遠足前の子供のような気持ちです!

まとめ

泥の中に咲く蓮のように。
泥の中に美しく咲く蓮のように。

’’人間の天命は嘆きの中にある’’

光徳さんのこの言葉を聞いた私も、なんだか妙に納得してしまいました。ワクワクすることや楽しいことをやることも、もちろん大切ですが、人生にはそれだけではありませんよね。同時に苦悩があるからこそ、人は誰かのために動けるのかもしれません。

天命という漢字は、「天が人を一番叩くもの」と書きます。そう考えてみると、夢やワクワクすることだけが、天命ということではないことが分かりますね。試練があろうともやり続け、やり抜く強さは、人の嘆きからくるのではないでしょうか。

光徳さんの人生のステートメントや言葉から改めて見えたものは、「思考」や「感情」を超えたところに、本来自分の生きるべき道へのヒントがあるということ。そして一見、懸念してしまいがちな「悩み」「苦悩」は、宝に変えられるということです。

苦悩をずっと抱えてきた光徳さんだからこそ、人の苦悩に寄り添い、その人の生きるべき魂の生き方をサポートすることを喜びとして行えるのでしょう。

私自身も振り返ってみると、自分自身の存在意義は、嘆きからきていることが分かります。そして、そこに気づけた時は、まさに「思考」と「感情」が動いていない静寂な時間を過ごしている時でした。

「人生に起こる良いこと悪いことすべてには、意味がある」。自分の人生に日々起こる宝の原石を、宝に変えて生きていきましょう。


今後の開催予定

【10月16日スタート!@山中湖開催】FINd YOUr COMAPSs JOURNEy

【11月13日スタート!@山中湖開催】FINd YOUr COMAPSs JOURNEy

【12月4日スタート!@山中湖開催】FINd YOUr COMAPSs JOURNEy

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