北口本宮 冨士浅間神社で祈り、富士山の山岳信仰の歴史を自らの足で歩き感じる
富士山の山岳信仰の歴史と自然の力を感じる
富士登山というと多くの方が五合目から山頂を
目指すことを思い浮かべると思います。
昔は、静岡県側では、冨士山本宮浅間大社
山梨県側では、北口本宮 冨士浅間神社に参拝し、身を清め登り始めていたのです。
古くは平安時代に修験者の修行の山として登り始めたとされ
さらに、室町時代に一般の人々の信仰登山が行われるようになり
江戸時代に爆発的に流行したようです。
昨年、私も初めて誰もいない早朝に
北口本宮 富士浅間神社に参拝し、登ってきました。
その道はこれまで登ってきた富士山とは全く別の顔を持っていました。
それは森林限界を超える五合目とは異なり
緑豊かな森が広がっているのです。
鳥が囀り、動物たちの存在を感じるのです。
また、苔が綺麗な絨毯を作り、自然豊かな場所だということを感じるのです。
そんな自然を感じる場所に整備された道
各場所にあった登山者を迎え入れるための
山小屋や休憩所など様々な名残がありました。
登山道も五合目から登るのとは異なり
神社の参道を思わせる石畳が丁寧に敷き詰めれていたのです。
これらの道を歩くと、どれだけ多くの人がこの場所を大切にしてきたのだろう
また、富士山が豊かな自然を、水を育んでいることを感じることもできます。
さらに、独立峰であることで、水も豊富ですが
一方で大雨や台風などで斜面が抉り取られていることを
感じる場所もありました。富士山が自然と共に姿を少しずつ変えているのです。
自らの足で、その場を歩くと自然の素晴らしさや力
さらには、その富士山と向き合ってきた先人たちの想いに
馳せる時間になりました。ぜひ普段は感じることができない
富士山の新たなの世界を一緒に楽しみましょう。
12月に私が歩いてきた富士吉田口ルート風景を紹介します。
夏になると、木々が生き生きとして、全く違う世界が広がっているのではないかと思います。
今から楽しみです。
富士吉田の火祭り(鎮火祭)
登山した翌日は、北口本宮 冨士浅間神社の「鎮火祭」を
一緒に登った仲間と共に見学に行きます。
「鎮火祭」の名を示す通り、富士山の噴火を鎮めるお祭りであり
御祭神が猛火の中でご安産なされた故事に基づくとされています。
古くから「日本三奇祭」、さらには「日本10大火祭り」の一つに数えられるお祭りです。
この1年に一度の神事に触れることは
富士山という山の存在だけでなく、そこに暮らす人々の歴史に
想いを感じることができるのではないでしょうか?
私自身、浅間神社から富士山に登り
さらにこの祭事を肌で感じることは大きな意味を持つと思っています。
ぜひこの時間も楽しみましょう。
北口本宮 冨士浅間神社「鎮火祭」
https://www.sengenjinja.jp/himatsuri/index.html
富士登山の詳細
1合目から5合目までを1日で登っておりてくる予定です。
そのため、1日で歩く高低差が大きく、歩く距離は長くなります。
しっかりと事前に準備することをお勧めします。
事前に不安な方は、遠慮なく練習登山や装備の確認のご相談ください。
<日程>
8月24日(土) 13:00集合 慧光寺集合、山中湖周辺散策
8月25日(日) 北口本宮 富士浅間神社より5合目登山(往復)
8月26日(月) 富士吉田 「鎮火祭」観光
8月27日(火) 10:00解散
<定員>
7名
<費用(共通)>
合計: ¥66,000(税込)
(内訳)
参加費(企画、ガイド料込み): ¥45,000(税込)
※以下の宿泊費はまとめて現地にてお支払いします。
慧光寺宿泊費(素泊まり、3泊):¥21,000(税込)
※食事は含まれません。
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